SKE48　アップカミング公演　研究生による12名公演

SKE48アップカミング公演は、SKE48劇場で行われていた、研究生公演の演目だ。

 

通常公演は16名で行うが、アップカミング公演は12名で行われる。

 

これは当時のSKE48研究生が、12人しか居なかったという事情による。

 

そのため振り付けも12人バージョンに変更し、難しい振り付けは簡略化して、研究生のレベルに落として調整している。

 

 

アップカミング公演の豆知識

12名公演の端緒

AKB48グループドラフト会議と大組閣によって、正規チームの人数が大幅に増えた。

 

これによって、研究生が正規チームの公演に出る余地がなくなった。

 

一方、研究生だけで公演を行うにも、12人しかいないため、通常の演目もできない。

 

そのため12名でできる公演を、新たに組んだのが、SKE48アップカミング公演だ。

 

AKB48グループで12名公演を行ったのは恐らくこれが初めてで、数ヶ月後に始まった難波のNMB48研究生公演（「想像の詩人公演」）も12名公演となっている。

 

NMBでは「届かなそうで届くもの公演」も研究生による12名公演で、SKE48研究生による青春ガールズ公演も2019年から12名公演となっている。

 

アップカミング公演の特徴

アップカミング公演は、季節ごとにセットリストが替わり、夏・秋・冬の三つのバージョンがある。

 

また随時別の曲を入れ込んだり、曲順の変更もあった。

 

「アップカミング・チャレンジ」として、映像で先輩メンバーから課題が出され、それに挑戦するというコーナーがある。

 

これを何連勝かすると、雑誌BUBKAで研究生特集を載せてもらうという企画だった。

 

因みに本公演の入場料は1,700円に設定されたが、これは当時の研究生のリーダー的存在であったSKE48終身名誉研究生の松村香織が、総選挙で17位に入ったことに因んでいる。

 

アップカミング公演 -夏-　セットリスト

overture（SKE48 ver.）

アンコール後

渚のCHERRYから、涙の湘南までが、ユニット曲。

 

アップカミング公演　豆知識その１

一曲目は、SKE48終身名誉研究生で、当時の研究生のリーダー的存在だった松村香織のインディーズ・シングル「マツムラブ！」からスタート。

 

この曲は、指原莉乃プロデュースで、作詞や振り付けも指原莉乃が担当。

 

衣裳は、予算がなかった（と言う体で）ため、新聞紙で作った衣裳になっている。

 

後に松村がチームKIIに昇格した後、0start公演（リスタート公演）の前座曲にも採用された。

 

アップカミング公演の初日のアンコールでは、研究生公演が無くなって卒業公演ができなかった研究生の空 美夕日（そら みゆか）さんが登場し、卒業セレモニーが行われた。

 

また9月22日の公演で、わがままな流れ星を、北川綾巴（りょうは）と江籠裕奈（えごぴ）が歌い、そのあと秋をイメージする映像が流れ、ヒグラシノコイを松村香織と青木詩織が披露。

 

翌公演からは、セットリストが秋バージョンに変わっていた。

 

 

 

アップカミング公演 -秋-　セットリスト

overture（SKE48 ver.）

ハート型ウイルスから涙の湘南までがユニット曲。

 

アンコール

 

 

 

アップカミング公演 -冬-　セットリスト

前年末に、千葉の舞浜アンフィシアターで行われたAKB48グループのチーム公演で、SKE48研究生はアップカミング公演を行った。

 

このとき、アンコールの一曲目に難易度の高いダンス曲のEscapeが披露されたが、それを一曲目に持ってきたセットリスト。

 

overture（SKE48 ver.）

 

Dear my teacherから、スカートひらりまでは、ユニット曲。

 

アンコール

 

アップカミング公演　後日談

アップカミング公演は、2015年の春に6期までの研究生メンバーが全員昇格したため終了し、最後に「アップカミング公演・ファイナル」が1回だけ行われた。

 

ファイナルでは、加入し立ての7期生がマツムラブのバックダンサーと、アップカミング・チャレンジに登場した。

 

またその4年後には、リーダー松村香織の卒業企画として、「アップカミング公演　ジ・エンド」が、6期生とドラフト１期生（＋松村香織）によって行われた。