ミュージカルAKB49~恋愛禁止条例~とは
更新日:2020/07/04
ミュージカルAKB49~恋愛禁止条例~とは、2014年9月に上演されたミュージカルだ。
2014年9月11日から16日の6日間、東京のアイアシアター(キャパ800名)で、計12公演行われた。
また期間中の日曜日には、全国の映画館でもライブビューイングが開催された。
もともと週刊少年マガジンで連載されていたマンガ、「AKB49~恋愛禁止条例~」のストーリーをベースに、2.5次元ミュージカルで有名な「ネルケプランニング」によって舞台化された。
しかもこのミュージカルAKB49を演じるのが、実際のAKB48グループの若手メンバーだということで、話題になった。
AKB49 配役と出演メンバー
主演の「浦川みのり・浦山実」にはAKB48の2期生・宮澤佐江(当時:SKE48チームSリーダー)が務め、敵役にはSKE48の3期生・須田亜香里が抜擢された。
ヒロインはWキャストで、当時の期待の若手だった小嶋真子(こじまこ)と大和田南那(なーにゃ)が抜擢された。
また姉妹グループの研究生から1名ずつが選ばれ、ミュージカルに出演した。
配役
浦川みのり・浦山実(主役):宮澤佐江(SNH48/SKE48)
吉永寛子(ヒロイン):小嶋真子、大和田南那 Wキャスト
岡部 愛(ライバル役):須田亜香里(SKE48)
その他の研究生役
AKB48:梅田綾乃、大島涼花、岡田奈々、川本紗矢
SKE48:内山 命、谷真理佳、山下ゆかり
HKT48:坂口理子
研究生からの抜擢メンバー
飯野 雅(AKB48研)、谷口めぐ(AKB48研)、松村香織(SKE48終身名誉研究生)、森田彩花(NMB48研)、山尾梨奈(NMB48研)
俳優
日野陽仁
演出
茅野イサム
ミュージカルAKB49 トピックス
ミュージカルAKB49初演舞台には、6人ものSKE48メンバーが参加した。
主演の宮澤佐江は、当時SKE48チームSリーダーであり、ライバル役の須田亜香里もSKE48の3期生。
ヒロインこそAKB48の期待の若手の小嶋真子と大和田南那が選ばれたが、オカルト少女役に内山命(2期生)、腹ぺこ少女役に山下ゆかり(4期生)が抜擢された。
また開演前の注意説明や幕間の道化回し役には、当時終身名誉研究生だった松村香織(3期生)と、HKT48から移籍してきた谷真理佳が選ばれた。
しかもこのミュージカルの開催は、須田・松村・谷が担当したAKB48のオールナイトニッポンの生放送中に発表された。
主演の宮澤佐江と演出の茅野イサムも途中からラジオに参加し、サプライズで須田のライバル役抜擢と、番組内オーディションを経て松村・谷の出演が決まった。
AKB49 ゲネプロ動画
ミュージカルAKB49 SKE48単独公演とは
AKB48グループで上演されたミュージカルAKB49は、翌年3月、名古屋の中日劇場で再演された。
東京の初演舞台では、6人のSKE48メンバーが出演したが、再演ではSKE48メンバーだけで上演された。
初演舞台に出演したメンバーの再出演はなく、新たな17名のメンバーが東京で一月半の合宿稽古を行い、名古屋の中日劇場で8公演(土日3公演)が行われた。
SKE48単独公演2015 配役
メインキャスト
浦川みのり・浦山実(主役):古畑奈和(5期生)
吉永寛子(ヒロイン):北川綾巴(6期生)・宮前杏実(5期生)
岡部愛(ライバル役):高柳明音(2期生)
その他の研究生役
田子千明:二村春香(5期生)
水野春子:東李苑(6期生)
間山小百合:山内鈴蘭(AKB9期生)
深海由美:矢方美紀(3期生)
野中かおり:加藤るみ(2期生)
立石さち:熊崎晴香(5期生)
前園理歌:梅本まどか(4期生)
男子・ヲタ・動物:佐藤すみれ(AKB7期生)、大場美奈(AKB9期生)
男子:日高優月(6期生)
少女:神門沙樹(ドラフト1期)
酒井萌衣(4期生)
山田樹奈(研究生枠/6期生)
俳優
日野陽仁
演出
茅野イサム
ミュージカルAKB49 SKE48単独公演2016
ミュージカルAKB49は、翌2016年にも、SKE48単独で上演された。
2015年は金曜から始まって月曜日で終わり、土日は3公演行われたが、2016年は4月21日(木)から26日(火)までの、計12公演が行われた。
前年からの変更点としては、ヒロインだけでなく、主演もダブルキャストになった。
須田亜香里・江籠裕奈ペアと、東李苑・惣田紗莉渚ペアで上演された。
ミュージカルAKB49 2016年の配役
メインキャスト
浦川みのり・浦山実(主役)と吉永寛子(ヒロイン)はダブルキャスト
- 須田・江籠ペア:須田亜香里(3期生)、江籠裕奈(5期生)
- 東・惣田ペア:東李苑(6期生)、惣田紗莉渚(ドラフト1期)
- 岡部愛役:佐藤すみれ(AKB7期生)
その他
大場美奈(AKB9期)、木本花音(4期生)、北野瑠華(6期生)、福士奈央(ドラフト1期)、大矢真那(1期生)、松村香織(3期生)、山内鈴蘭(AKB9期生)、高寺沙菜(ドラフト1期)、谷真理佳(HKT2期)、井田玲音名(6期生)、鎌田菜月(6期生)、松本慈子(ドラフト1期)、太田彩夏(研究生枠/7期生)
俳優
日野陽仁
演出
茅野イサム
2016年のトピックス
柴田阿弥 降板
ミュージカル開催と配役は、春のSKE48コンサート(宮澤佐江の卒コン)のアンコールで発表された。
当初、主演には3期生の須田亜香里と、6期生の柴田阿弥と発表された。
しかし柴田が学業優先(というか留年が続いていた大学卒業を優先)するために辞退し、急遽前年の舞台に出演していた東李苑が代役を務めることとなった。
柴田阿弥は、その年の8月いっぱいでSKE48を卒業したのだが、「柴田阿弥感謝祭」をZepp Nagoyaで行った際、その冒頭にAKB49の最初のシーンのパロディを行った。
オタ役 三代揃い踏み
開演前の注意説明をするオタ役には、6期生の北野瑠華と、ドラフト1期生の福士奈央が就いた。
この役は、AKB48グループで行った際に、松村香織・谷真理佳コンビが担当しており、前年は佐藤すみれと大場美奈が担当していた。
この4人は今回もミュージカルに出演しており、歴代のオタ役が勢揃いするという舞台になった。
岡部愛 金髪の伝統
ライバル役の岡部愛は、原作漫画では金髪ハーフキャラだったため、初演舞台でライバル役を演じた須田亜香里は、役に入るために髪を金色に染めた。
そのため宣伝用のポスターでは、金髪ではない須田岡部が写っているが、実際の舞台の須田岡部は金髪ツインテールで演じている。
この伝統(?)は、二代目岡部を演じた2期生の高柳明音にも継承され、三代目岡部を演じた佐藤すみれもそれに倣った。
AKB49にハマるメンバー
4期生の木本花音は、AKB49に出演した後も、ことある毎に一人でAKB49の舞台を再現して見せたり、1期生の大矢真那も自分の卒業公演でAKB49の1シーンを劇場で披露するなど、ミュージカルAKB49にハマるメンバーが多数存在する。