SKE48、サンシャイン栄に誕生
更新日:2020/03/02
SKE48は、AKB48の最初の姉妹グループだ。
AKB48に遅れることおよそ3年後の2008年8月に、名古屋の繁華街・栄(さかえ)に誕生した。
SAKAEから三文字取って「SKE」としたわけだね。
栄にある観覧車で有名な「サンシャイン栄」の2階のスタジオを拠点に、活動を始めた。
2008年8月と言えば、全世界を不況に陥れた「リーマンショック」がアメリカで起こった年だ。
アメリカで起こったリーマンショックは、世界の銀行が持っていた様々な債券を反故にし、金融不安を引き起こした。
そうして欧米から稼いでいた日本は、欧米の不況の煽りを受けて、不景気に陥った。
そんな中で、SKE48はスタートしたわけだ。
SKE48は、AKB48の最初の公演のコピーからスタート
SKE48は、名古屋の栄にある「サンシャイン栄」ビルの2階の「SUNSHINE STUDIO」でスタートさせた。
SUNSHINE STUDIOは、現在はSKE48専用劇場になっているが、かつては吉本のお笑いタレントや、他のアイドルグループも利用する劇場で、SKE48の公演は週に1度か2度ある程度だった。
またサンシャイン栄の地下一階は、「グランドキャニオン広場」といって、歌手やアイドルグループが新曲のキャンペーンを開いたり、化粧品などの新商品のデモなどを行うスペースで、なかなかの好立地だった。
そしてSKE48の劇場公演は、「Partyが始まるよ公演(Party公演)」からスタートした。
Party公演は、前田敦子ら一期生、大島優子ら二期生が最初に行った公演で、言わばAKB48グループの原点となる公演だ。
オーバチュア(公演の始まりを告げる音楽)が流れ、白ベースでピンクの大きな襟とヒラヒラスカートという衣裳で、16人のメンバーが登場して「パーティ!」と叫んで始まる。
AKB48グループのファンなら知ってて当然の公演や曲だが、テレビでAKB48を見るだけのファンには、全く耳馴染みのない曲だろう。
因みにAKB48が最初に東京ドームでコンサートをしたときも、初日の一曲目が「Partyが始まるよ」だったね。
Partyが始まるよ公演 ダイジェスト動画
これはHKT2期生によるParty公演だが、衣裳はオリジナルのAKB48ほぼそのまま。
SKE48のParty公演も、衣裳はAKB48の衣裳を踏襲している。
このピンクの衣裳は、本当に若い女の子しか着れないような衣裳で、年長メンバーは「着るのが恥ずかしい」と必ず言う。
「AKB48あるある」の一つだね。