AKB48の姉妹グループって、海外にもあるの?
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AKB48には、姉妹グループがたくさんある。
名古屋の繁華街・栄(さかえ)のサンシャイン栄ビルを拠点とするSKE48、(設立2008年)。
大阪・難波の千日前を拠点とするNMB48、(設立2010年)。
福岡・博多を拠点とするHKT48、(設立:2011年)。
その後も、NGT48、STU48などが誕生した。
AKB48の海外姉妹グループ 失敗例
そして、AKB48の姉妹グループは、海外にもある。
インドネシアのジャカルタを拠点とするJKT48、タイのバンコクを拠点とするBNK48。
中国の上海を拠点とするTeamSH、台湾の台北を拠点とするTeamTP。
他にも、マニラ、デリー、チェンマイなどに姉妹グループができて、それぞれ活動を開始している。
もちろん姉妹グループができても、そう簡単に上手く事は運ばない。
まず海外の姉妹グループの場合、AKB48のシステムや楽曲を熟知しているスタッフと、現地の風習や宗教的を理解したスタッフが必要だ。
日本であれば問題が無いような歌詞や衣裳でも、言葉の表現や肌の露出が多い衣裳は、避けねばならない。
また色遣いも土地土地によって、キレイに見える色と煤けて見える色があるため、ファッションセンスも重要だ。
そして資金調達も大変だ。
オーディションで20人以上のメンバーを募り、合格者にはダンスレッスンをしたり歌のレッスンを施すわけだが、これに数ヶ月はかかってしまう。
公演を行う劇場の手当も大変だし、日本国内グループでも年間10億円以上のコストがかかる。
因みに名古屋のSKE48が、2019年にJトラスト傘下の上場子会社KeyHolder社に30億円で譲渡されたが、その際に公表されたSKEの収益は、売上げ高が21億円、運営コストが18億円だった。
そのため、資金繰りが上手く行かずに、頓挫したグループもある。
たとえば台北のTPE48は、設立が発表されてから動きがなく、後発の上海のSNH48の方が先に劇場公演をスタートした。
逆に上海のSNH48は儲かったので、現地の運営会社が中国国内に勝手に姉妹グループを作り始めて「独立」を宣言し、AKB48の運営会社と決裂した。
その結果、上海では新たにAKB48TeamSHが設立され、AKB48主導で再スタートしているが、どちらも微妙な感じらしい。
一方、台北のTPE48も、ようやくメンバーが決まってレッスンが始まったと思ったら、運営会社が資金ショートで頓挫。
現在はAKB48の運営会社がメンバーを引き取り、AKB48TeamTPとして、シングル曲をリリースし始めている。
タイで恋するフォーチュンクッキーが大ヒット
一方、成功を収めているのがインドネシアのジャカルタのJKT48と、タイのバンコクのBNK48だ。
JKT48やBNK48は、現地でAKB48の曲をヒットさせて大人気だという。
海外の姉妹グループは、進出している日系企業から支援を受けている事が多いが、やはり日本企業のCMに抜擢され、ポカリスエットなどの清涼飲料水や、車やバイクなどの日本メーカーのイベントなどにも積極的に呼ばれている。
そしてBNK48が、2017年11月にリリースした「恋するフォーチュンクッキー」が大ヒット!
YouTube動画では、2020年2月の段階で、1億8,000万回再生で、コメントも12万件以上ついている。
BNK48、恋するフォーチュンクッキー MV
BNK48のあまりの人気に、タイ国内のチェンマイにBNK48の姉妹グループCGM48も設立された。
そしてAKB48からBNK48に移籍した伊豆田莉奈(いずた・りな)が、CGM48の初代劇場支配人に就任している。
BNK48 Reborn 動画
AKB48からBNK48に移籍した伊豆田莉奈が、センターポジションを務める曲。
これはAKB48でも伊豆田がセンターに立つ曲だが、タイでは人気のカップリング曲らしくて、ファンの歓声も凄い。