AKB48の「チーム」って何?
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AKB48グループのメンバーがテレビに出るとき、たまに「チーム○の誰それです」という自己紹介をすることがある。
たとえば「AKB48チームBの柏木由紀です」とか、「SKE48チームEの須田亜香里です」とか。
これってAKBを知らない人には、ちょっと疑問らしい。
「AKB48はわかるが、チームって何?」と。
実はAKB48は、チームごとに劇場公演を行っており、正規メンバーには「所属チーム」があるのだ。
宝塚歌劇団は、花組 雪組 月組 星組 宙組という5つのチームがあるが、それに似ている。
AKB48グループのチーム名の由来は?
AKB48は2020年現在、「A」「K」「B」「4」「8」という5つのチームがある。
それぞれ「チームA」、「チームK」と言う風に呼ぶ。
SKE48の場合は「S」「KII」(ケーツー)「E」という3つのチームがある。
NMB48は「N」「M」「BII」(ビーツー)という3チーム、HKT48は「H」「KIV」(ケーフォー)「TII」(ティーツー)の3チーム。
それぞれグループ名の3つのアルファベットを冠したチーム名だが、IIとかIVといった添え字がついているチームもある。
これは、グループ全体で同じアルファベットを用いるときに、区別するためにつけられている。
たとえばSKE48のチームKIIができたとき、AKBにはすでにチームKがあったため、IIを加えてKIIとなっている。
同じ理由で、HKT48も2つめのチームができたときに、すでにKを冠するチームが3つ存在していたため、チームKIV(ケーフォー)という名称になった。
因みにKを冠する三つ目のチームは、インドネシアのジャカルタのJKT48だ。
つまりチームが結成された順番に
- AKB48のチームK
- SKE48のチームKII
- JKT48のチームKIII
- HKT48のチームKIV
と言う風に、連番がついているのだ。
AKB48のチーム名に苗字がついているのはなぜ?
また、チーム名に苗字がついている場合もある。
たとえば2020年2月現在のAKB48のチーム名は、
- 岡部チームA
- 込山チームK
- 岩立チームB
- 村山チーム4
というふうに表記されている。
この「岡部」「込山」「岩立」「村山」というのは、チームのキャプテンの苗字で、キャプテンが交代するとチームの苗字も替わる。
これは大阪難波のNMB48でも同様で、「川上チームN」「渋谷チームM」「小嶋チームBII」というに表記されている。
一方、SKE48では、苗字を付けずに「チームS」「チームKII」「チームE」のままで、HKT48も同様だ。
ではなぜ、チーム名に苗字を冠するようになったのか。
これは「組閣」(そかく)と呼ばれるチーム替えが行われ、それ以前のチームと、それ以降のチームを区別する必要が出てきたからだ。
そのため、最初にできたチームを「初代」と名付け、2009年に行われた組閣後にできたチームには、キャプテンの苗字を冠して区別することにした。
またそれまでは「チームA」と「Aチーム」という風に表記にバラツキがあったが、これ以降は「○○チーム○」という風に表記を統一するようになった。
一方、SKE48やHKT48でチーム名に苗字を冠しないのは、組閣と呼ばれるチーム替えをあまり行っておらず、チームの主力メンバーが異動していないため、歴代のチームを特に区別する必要性がなかったという事情がある。