AKB48の姉妹グループって、なにやってるの?

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AKB風アイドル

AKB48には、姉妹グループがいくつもある。

 

姉妹グループは、全国各地の劇場で、AKB48と同じように劇場公演を行っている。

 

AKB48がやっていた劇場公演の演目を、姉妹グループもそれぞれの本拠地で行っている。

 

劇場公演の演目には、SKE48のために作られた公演や、NMB48のために作られた公演もある。

 

またそれぞれの姉妹グループのオリジナル曲を、組み合わせたような公演もある。

 

が、殆どがAKB48シアターで行っていた公演を、各地で再演している。

 

言わばAKB48のデッドコピーなのだが、これがAKB48のファンを増やし、売上げを維持する原動力となっているのだ。


 

名古屋に最初の姉妹グループSKE48誕生

SKE48劇場
AKB48の最初の姉妹グループは、名古屋の栄にできたSKE48で、AKB48誕生の3年後に発足している。

 

AKB48がオリコンで一位を取ったのは「RIVER」が初めてで、SKE48が誕生したのはその1年以上前だ。

 

当時はまだ、AKB48と言ってもアイドルファンにしか知られておらず、売れたとも言いづらい時期だった。

 

それが名古屋に姉妹グループを作るというので、勝算があるのかなと私も思った。

それがホンの2-3年後に、SKE48のDMM劇場中継を見て、選抜総選挙ではSKE48の松村香織に100票も投票していたりするんだから、不思議なもんだね。

そして大阪・難波のNGK(難波グランド花月劇場)の向かいのビルの地下劇場拠点とするNMB48が設立されたのは2010年秋で、翌年の正月から劇場公演がスタートした。

 

福岡・博多を拠点とするHKT48が設立されたのは2011年で、その後も、NGT48、STU48などが誕生した。

 

こういう風に、全国の大都市にAKB48のデッドコピーの姉妹グループを次々に展開することで、AKB48は100万枚以上のCDを毎回売るグループになっていった。

 

それにしても、なぜ姉妹グループをドンドン作るのか。

 

姉妹グループの方が人気が出たら、困らないのか。

 

色んな疑問が湧いてくるね。

オタクがいるところに、アイドルも存在する

メイド喫茶
AKB48劇場(AKB48シアター)は、東京神田(かんだ)の秋葉原のドン・キホーテビルの8階にある。

 

当時の秋葉原は「オタクの聖地」であり、美少女フィギュアや電子ゲームの専門店が林立した。

 

メイド喫茶がブームになり、「電車男」が話題になったりした頃だ。

 

もともと秋葉原は、90年代まではただの電気屋街であり、無線パーツやトランジスタ、真空管などと言った部品を扱う店が多かった。

 

しかし任天堂がファミリーコンピュータを発売し、電子ゲームが爆発的に流行し始めた80年代後半には、ゲームの中古品やゲーム関連グッズなどの商品を売る店が増えた。

 

95年にはマイクロソフトからウインドウズ95が発売され、パソコン専門店も山ほど誕生した。

 

メイド喫茶・メイドカフェが秋葉原にオープンしたのは2001年頃だそうで、美少女フィギュアやゲーム関連グッズなどの専門店とメイド喫茶がたくさんある「オタク」が集まる街となった。

 

AKB48が誕生したのが2005年だから、オタクのいる場所にアイドルの劇場を作ったわけだね。

 

そしてAKB48が従来のアイドルグループと違うのは、テレビ局やCMをあてにしていなかったことだ。

 

従来のアイドルというと、テレビやCMに出演することで知名度を上げ、その知名度で全国のイベンターに仕事をもらう。

 

いわゆる「地方営業」と言うヤツだが、営業のお呼びがかかるのを目的に、テレビやCMに出るわけだ。

 

ところがAKB48の場合は、劇場公演で日銭を稼いで運営費を賄う。

 

劇場に来て、お金を出してグッズを買ってくれるリピーターによって、アイドル活動が維持される

 

そのため、アイドルにお金を出してくれるオタクが居そうな場所なら、成り立つってことだね。

 

名古屋の場合は、それが栄で、大阪の場合は、それが難波だったってことかな。


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