劇場公演とは
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AKB48グループの特徴は、「劇場での公演を行う」ところにある。
AKB48は「会いにいけるアイドル」がコンセプトで、毎日毎日劇場で公演を行う。
そうして劇場公演を通じてファンを獲得し、歌手や女優、タレントとして劇場を巣立っていくというのが、元々のコンセプトだ。
世間的には握手会や総選挙、リクエストアワーやジャンケン大会など、様々なイベントが有名だが、AKB48の根本は劇場公演だ。
なので劇場公演で集客できているうちは、日銭が稼げるし、運営も続けられる。
人気が落ちたと言え、秋葉原や名古屋の栄の劇場は応募者多数で、チケットがなかなか当たらなかったから、それが「手堅い」強みだった。
2020年に新型コロナウイルス感染症の大流行がなければ、AKB48のビジネスモデルは完璧だったね。
劇場公演の構成
AKB48の劇場公演は、大きく分けて「本編」「アンコール」「お見送り」という三つのパートに分かれている。
本編も全員で歌う全体曲パートと、数人で歌うユニット曲パートに分かれる。
本編が12曲前後で、アンコールが3曲程度の構成で、通常は16人のメンバーが出演する。
研究生公演では12人で公演をしたりもするし、コロナ流行時には半分の8人公演をしてる。
客席の定員は250人から299人までで、劇場によって異なる。
因みに秋葉原と難波は250人、名古屋・栄は299人だ。
影アナ
AKB48の劇場公演は、まず「影アナ」と呼ばれるアナウンスから始まる。
影アナとは、公演を鑑賞する前にアナウンスされる注意事項のことだ。
AKB48グループでは、出演メンバーが当番制で影アナを担当して、注意事項をアナウンスする。
影アナが終了して3分くらいすると公演が始まるが、その前に前座ガールが登場して曲を披露する公演もある。
そのあとにOverture(オーバチュア)と呼ばれる音楽が流れて、そのあとに劇場公演が始まる。
Overture オーバチュアとは
Overtureは、公演が始まることを知らせる音楽のことで、序曲と訳されることもある。
元々はオペラ劇場や組曲の演奏で使われていたもので、ザワザワしている観客に、演奏のスタートを知らせる役目を持つ。
女性アイドルグループの場合は、ライブの一曲目の前に流れて、ファンは音楽に合わせてコールをしたり叫ぶのが恒例だ。
AKB48グループのoverture
AKB48グループのovertureの音楽は共通だが、微妙に異なっている
AKB48が人気化して以降、女性アイドルグループは、それぞれ独自のオーバーチュアを作って、ライブの一曲目の前に流すのがもはや恒例となっている。
オーバーチュアが流れ終るころには、メンバーが舞台に登場しおわり、いよいよ劇場公演が始まる。
ここから先は、演目によって様々だ。