AKB48と、アイドルグループ戦国時代の始まり

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1997年に結成され、1999年にはLOVEマシーンで特大ホームランをかっ飛ばしたモーニング娘。

 

この時代は、モーニング娘と派生グループ、同じ事務所の姉妹グループの独壇場だった。

 

たんぽぽ、プッチモニ、ミニモニ。などの派生グループがシングルを出して売れたし、ミニモニ。は小さな女の子に大人気で、様々なキャラクター商品や関連グッズが山ほど売れた。

 

ところが2000年代に入るとモーニング娘の人気も徐々に衰え、女性アイドルグループ不毛の時代が始まった。

 

そんな2005年12月に、秋葉原で産声を上げたのがAKB48だった。

 

 


 

会いにいけるアイドル AKB48とは

AKB風アイドル

 

芸能界に憧れる少女達を集め、「会いにいけるアイドル」というコンセプトで、毎日劇場公演を行う女性アイドルグループが、AKB48だ。

 

会いたくなったら劇場に来れば、いつでも会いに行けるよ、っていう事だったらしい。

 

総合プロデューサーには、おニャン子クラブでヒット曲を連発した秋元康氏が就き、ダンス指導には吉本天然印(ナインティナインや雨上がり決死隊など)やモーニング娘。を指導した夏まゆみ氏が就いた。

 

AKB48は、2005年12月8日に劇場公演をスタートさせ、月曜日以外の毎日、劇場で公演を行った。

 

初日の一般客は7人だったが、2ヶ月後の2月4日には満員御礼を記録した(キャパ250名)。

 

そして二期生メンバーの募集が始まり、2月末には合格者が発表され「Kチーム」が誕生、さらに年末には3つめのチームである「Bチーム」が誕生した。

 

ライブ中心のアイドルグループとしては、東京パフォーマンスドール(TPD)が90年代に誕生し、大阪パフォーマンスドールといった姉妹グループまでできたりしていたが、もう一つ成功せずに消滅していたから、AKB48の成功は快挙と言って良い。

 

そうしてAKB48劇場の熱気は、徐々に世間に知られ始めていった。

 

AKB48 桜の花びらたち 動画

 

豆知識 AKB48の劇場公演とは?

 

AKB48は、劇場を主な活動拠点とする女性アイドルグループだ。

 

そして毎日のように、劇場で公演を行っている。

 

劇場公演で披露される楽曲は、劇場公演のために作られた楽曲で、それを16人の出演メンバーで歌ったり踊ったりする。

 

劇場公演のセットリストは、概ね次のような感じになっている。

 

劇場公演の構成 本編
Overture(オーバチュア)

 公演が始まることを知らせる音楽。元々はオペラ等で使われていた用語らしい。

前半全体曲

 16人でパフォーマンスする「全体曲」 3曲-4曲。

前半MC

 出演メンバーの自己紹介と、その日のお題に沿ったおしゃべり。
 前列から順番に行い、一列終わるごとにメンバーが退場し、次の出番に備える。

ユニット曲

 1人~5人程度の少人数で披露する曲 4-5曲。

中盤MC

 ユニットの最後の曲を歌ったメンバー、または次の曲の衣裳に着替え終わったメンバー数人で、おしゃべり。

後半全体曲

 16人でパフォーマンスする「全体曲」 3曲。

後半MC

 半数のメンバーで、テーマに沿ったおしゃべりをし、もう半分のメンバーの着替えが終わったら、交代しておしゃべり。

本編最後の曲

 最後に全員で一曲披露して、本編終了。

 

劇場公演の構成 アンコール

本編が終了して、3分以内にアンコールがかかった場合、アンコール曲が披露される。

 

3分以内にアンコールがかからなかった場合は、メンバーがぞろぞろ出てきて、挨拶して終了する

 

アンコール曲は、基本的に16人全員でパフォーマンスする。

 

2曲披露した後、リーダー(または当番メンバー)が観衆にお礼を述べたり、他のメンバーに感想を求めたりする。

 

最後にもう一曲披露して、終了。

 

AKB48の劇場公演の例 YouTube動画

村山ゆいり率いる「チーム4」の「手をつなぎながら公演」のダイジェスト。

 

この公演は元々、SKE48のために作られた公演だが、AKB48やHKT48でも上演される人気公演となっている。

 

 

因みにAKBグループの劇場公演の演目は20以上あって、チームごとに別の演目で公演を行う。

 

公演の模様は、DMMによってほぼ全ての公演がネット配信されている。

 

詳しくはまた、別のページでまとめることにする。


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